第7回展「丘の工場 失われた風景を求めて」開催しました。
2026/03/20
丘の上に建つ城のような工場。
近年金城コレクションに加わった、《丘の工場》と呼ばれる大きな絵画。一見、ファンタジーの世界のような不思議な雰囲気をもつ絵画に、私たちはみな魅了されました。
この工場は実在したのだろうか。実在したとすれば、いつどこに?
いくつもの疑問が湧き、その答えを探していく過程を展覧会にて皆さまにお届けします。
浮田克躬 (1930-89) は昭和期に活躍した洋画家であり、東京美術学校で安井曾太郎らに学びました。
戦後、新日展、一水会展を中心に活躍し、日本やヨーロッパのノスタルジックな風景を描いたことで知られています。
本展覧会に出展する《丘の工場》は、戦後の第1回新日展で特選を受賞した浮田の初期の重要作品であり、はじめは彼が初期に多く描いていた北海道の風景ではないかと言われていましたが、調べていくと、どうやら東京都渋谷区にかつて実在したヱビスビールの工場らしいということが判明しました。しかし、その跡地と思われる場所は現在ではすっかり近代的な街に変貌しており、調べれば調べるほど、そのギャップの大きさに驚かされます。
本展覧会「丘の工場 -失われた風景を求めて-」では、東京の昔の地図や写真などを基に探索し、在りし日の工場の様子と、対照的な現代の姿を紹介していきます。時の移ろいに思いを重ねながら、是非ゆっくりとご鑑賞ください。
会期 令和8年3月20日(金)〜令和8年8月2日(日)
開館時間 10:00〜18:00
会場 京都市立芸術大学C棟6階 アートスペースk.kaneshiro
入場料 無料
