骨董のある生活
会期:2023年10月1日(日)〜2024年3月8日(金)
会場:京都市立芸術大学 C棟6階アートスペースk.kaneshiro
入場料:無料
- コレクション番号
- 1
- 品 名
- 取手付無花果葉型鉄皿
- 作 者
- 不明
- 素 材
- 鉄
- 数 量
- 1点
- 寸 法
- 19.5×22.2×13.5cm
- 年 代
- 不明
- 解 説
- 骨董との初めての出会い
金城コレクション第1号。金城氏が17、8歳の頃に東寺の弘法市で初めて手に入れた思い出の品。骨董の収集は本作がきっかけとなった。幼い頃から自然の造形に興味を抱くような子どもだった金城氏は、無花果葉の鉄皿の購入を他の客が諦める場面に偶然遭遇し、ふと興味を抱いて当時1ヶ月分の小遣いの5千円で購入した。文学者の間で骨董収集が流行した当時、文学好きの青年は作家の言葉に惹かれるがまま、骨董に魅了されていった。
- コメント
- 「お金のなかった私は、ありふれた無花果の葉を模した鉄製の菓子器を手に入れ、来る日も来る日も眺めていた。時として「価値があるのではないか」と、途方もない妄想に浸っていた。妄想自体が仕事のような、文学少年の日常が当時の私だった。」
- 備 考
- 第1号