骨董のある生活
会期:2023年10月1日(日)〜2024年3月8日(金)
会場:京都市立芸術大学 C棟6階アートスペースk.kaneshiro
入場料:無料
- コレクション番号
- 87
- 品 名
- 孔雀牡丹図蒔絵小物入書棚
- 作 者
- 不明
- 素 材
- 蒔絵
- 数 量
- 1点
- 寸 法
- 27.0×37.0×35.0cm
- 年 代
- 19世紀
- 解 説
- 明治の工芸技術に注目!
牡丹に孔雀、松に雀図を金蒔絵で表した豪華絢爛たる作品。花弁や羽の盛り上がりは高蒔絵、孔雀の羽の目玉模様は螺鈿、雲霞は高い技術が要求される肉合研出蒔絵が施される。開戸の内側には金銀の蒔絵で表された蝶が舞う。側面と裏面まで孔雀が細かに描き込まれ、蒔絵師の粋を尽くした力作である。
旧蔵者:伊藤博文(1841-1909)
政治家。山口県生れ。松下村塾に学び、のち高杉晋作らと尊王攘夷運動に挺身。英国に留学したのち、岩倉遣外使節団副使として欧米を視察。1885年に初代内閣総理大臣に就任し、大日本帝国憲法、日清講和条約の起草に当たった。ハルビン駅で暗殺され死去。
- コメント
- 「明治時代に発展した高い技術で、丁寧に作り込まれた蒔絵の美しさに感動しました。」
- 備 考
- 蓋面「孔雀牡丹図蒔絵/小物入書棚」
箱扉裏「長符 毛利藩主/毛利元周拝領/賜 初代総理大臣/侯爵/伊藤博文/愛蔵ノ一
カバー付(2枚)