骨董のある生活
会期:2023年10月1日(日)〜2024年3月8日(金)
会場:京都市立芸術大学 C棟6階アートスペースk.kaneshiro
入場料:無料
- コレクション番号
- 106
- 品 名
- 書簡
- 作 者
- 谷崎潤一郎
- 素 材
- 紙にインク
- 数 量
- 1点
- 寸 法
- 17.7×90.4cm
- 年 代
- 昭和33年(1958)
- 解 説
- 紙にインク
もう少し待ってください…
奈良国立博物館に勤務する美術史家・上原昭一に宛てた手紙。内容は、上原が訪ねた際のお礼、来月に京都へ行く予定、お礼品と歌集を送ったこと、依頼された揮毫の完成を待ってほしいことなどが記される。文中から文芸評論家の生島遼一との交流が窺える。裏面の封筒に1898年の消印があることから当時谷崎は73歳、上原は31歳である。
谷崎潤一郎(1886-1965)
小説家。東京都生れ。東京帝国大学在学中より創作を始め、第2次「新思潮」を創刊し、耽美主義的作品を発表。関東大震災を機に関西へ移住し、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的日本語による美しい文体を確立した。1949年に文化勲章受章。
- コメント
- 「若い頃から特に好きだった小説家の手紙、今で言う「推し」のような存在かもしれません。」
- 備 考
- 額装。奈良博物館 上原昭一様宛