骨董のある生活
会期:2023年10月1日(日)〜2024年3月8日(金)
会場:京都市立芸術大学 C棟6階アートスペースk.kaneshiro
入場料:無料
- コレクション番号
- 124
- 品 名
- ウマヅラハギ壺
- 作 者
- 今井政之
- 素 材
- 陶器
- 数 量
- 1点
- 寸 法
- 23.5×23.5×31.5cm
- 年 代
- 20世紀
- 解 説
- 優雅な泳ぎ
素地を削って大きな面に別の色土をはめ込む「面象嵌」という技法が用いられ、明るい色味のウマズラハギが赤茶色の背景に明瞭に浮かび上がって見える。素材である土の魅力を引き出した今井の特徴的な表現である。今井は瀬戶内海の魚など身近な動植物をモチーフにしているが本作もその一つであり、生き生きとしたウマズラハギの表情が描かれている。
今井政之(1930-2023)
陶芸家。大阪府生れ。戦時中に広島県竹原市に疎開し工業高校卒業後、岡山県で備前焼の修行を始める。1952 年に京都府に移り初代勝尾⻘龍洞に入門する。「苔泥彩」や「面象嵌」という技法を生み出し現代陶芸界に独自の領域を開拓する。2018 年に文化勲章を受章。
- 備 考
- 底に銘文「政之」